クマイチのすヽめ 2021/4/17

「クマイチ」とは、紀伊半島南部(紀南エリア)をぐるりと一周するルートです。熊野古道にまつわる歴史スポットと雄大な自然が詰まった約200kmの周遊ルートは、和歌山の自転車乗りなら一生に一度は挑戦したい…と考えるビッグコースですよね^^
ここを「アワイチ」「ビワイチ」に続くサイクリングの聖地にしよう、という機運が今高まっています!
そこで今回は、ブームに火がつきそうな「クマイチ」を改めてピックアップ。
全国からサイクリストが押し寄せる前のいま、一足お先に楽しんでしまいませんか〜?
■ クマイチ、楽しむなら240km!

「クマイチ」は1周200km?とも言われるのですが、熊野三山(熊野本宮大社・速玉大社・那智大社)や潮岬(本州最南端)など、主な観光スポットも含めると総距離は約240kmになります。(寄り道なしの最短ルートだと1周約190km)
コースは大きく2つのエリアに分かれています。
<前半ルート図 https://ridewithgps.com/routes/34938742 >
<後半ルート図 https://ridewithgps.com/routes/34938776 >
①前半は、絶景が楽しめる海岸線コース (上富田〜串本〜那智の滝 /約127km)

▲海岸線は絶景だが、大きなアップダウンが連続するので元気なうちにこなしたい。
②後半は、歴史の詰まった内陸コース(那智の滝→新宮→熊野本宮→上富田 /約115km)

▲熊野本宮大社など見所が満載の内陸コース。標高500mの小広峠が最大の山場。
■ おすすめは「反時計回り」
スタート地点の上富田町(KMICHスタッフ)によると、「まず海沿いから走る『反時計回り』がおすすめ」とのこと。

海沿いはJR沿線のため初期トラブルにも対応しやすく、また山岳エリアの傾斜が緩やかになるのが理由だそうです。
風向きを考えても、まずは海岸線を南下する方が無難だと思います。
■ 駐車場はどうする?
上富田町役場前、および「JR朝来駅」前の公共駐車場が無料開放されていますので便利です!(連泊もOK)
※団体でご利用の場合は町役場へ一度ご相談ください。
そのほかパーク&サイクルできる県内の公共駐車場一覧はこちら(県HP)▼
■ せっかくなら名湯に宿泊!
健脚さんなら”日帰り”で一周も可能ですが・・・ただ走るだけではもったいない!
ルート上には、絶景風呂日本一に選ばれた「中の島」(那智勝浦)、日本最古の温泉といわれる「湯の峰温泉」など名湯がたくさんあります。せっかくなら、ゆっくりと温泉も熊野詣も満喫して行きませんか♫


▲(上)絶景日本一に選ばれた那智勝浦の「熊野別邸 中の島」/(下)日本最古の温泉といわれる「湯の峰温泉」
<1泊2日プラン>
ロードに慣れた方なら1日120kmを走る1泊2日スタイルで。
宿泊は、那智の滝まで登ってから120km折り返し地点の<那智勝浦>の温泉がぴったりです!
<2泊3日プラン>
熊野三山の参拝や温泉ステイもゆっくり楽しむなら、2泊3日コースがおすすめ。
宿泊は<那智勝浦温泉><湯の峰温泉>とすれば、"豪快な海"と"山奥の秘境"の雰囲気の違う温泉も楽しめて一石二鳥。
時間があれば紀伊大島や太地町の博物館などプラスアルファで回るのもおすすめです!
■ クマイチマップ&じてんしゃ旅ガイドブック
旅の計画には、クマイチマップとわせて、熊野エリアの情報が網羅された『和歌山サイクリングガイド』がおすすめです。


▲クマイチマップ(フリー)と、『ニッポンのじてんしゃ旅〜和歌山サイクリングガイド〜』(1320円)。いずれも、サンレモ店内で閲覧もいただけますので旅のご参考に!
■ サイクリング拠点「KMICH/クミッチ」も活用しよう

昨年オープンしたクマイチ・サイクリストの交流拠点「KMICH/クミッチ」(上富田町)。
空気入れの貸し出しやMAP提供、クマイチの観光案内のほか、e-bikeのレンタルもしています。
地元の活きた情報が手に入りますので、気になる点はぜひ一度相談を。(Tel: 0739-34-3115)
クマイチ、いかがでしたでしょうか?
今年のゴールデンウィークは、ホテルや温泉にも比較的空きがあるようです。この機にぜひ挑戦してみてくださいね!
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お問い合わせ:サイクルショップサンレモ Tel:073-488-7675